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2026.06.20

断熱性能の低い家に潜むリスクとは?宇治市周辺の気候から見た重要性も解説

冬の街と家

断熱性能の低い住宅には、健康面やコスト面でリスクがあります。快適な暮らしや家族の健康を守るためには、住まいの断熱性を高めた家づくりが欠かせません。今回は、断熱性能が低い家に住むことで懸念されるリスクを解説します。注文住宅の断熱性を高める方法や京都府宇治市・城陽市・京田辺市・京都市の気候もまとめました。住まいにおける断熱性能の重要性を理解し、家づくりに活かしたい方は、ぜひご一読ください。

目次

 

断熱性能が低い家の特徴

熱には温度の高い方から低い方へ移動する性質があります。この移動を抑える性質が「断熱性」です。その性能を高めることで、壁や床、屋根といった外皮を介した建物内外への熱の移動を小さくできます。つまり、断熱性能が低い家では快適な室温を維持しにくく、冷暖房のエネルギー効率が下がってしまうのです。
日本では、住まいの断熱性能の低さがもたらすリスクを軽減するため、断熱性・気密性に優れた高性能住宅が推進されています。ですが、国土交通省によると、住宅の断熱性能基準を国際比較した場合、日本は欧米の諸外国に比べてレベルが劣るといわれています。

参考元:国土交通省│今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方(第三次答申)及び建築基準制度のあり方(第四次答申)について

 

住宅の断熱性能が低いことのリスクと注意点

電球と光熱費グラフと電卓

住まいにおける断熱性能の低さがもたらすリスクや注意点を見ていきましょう。

ヒートショックの発症が懸念される


断熱性能が低い住まいでは、ヒートショックが起きるリスクが高まります。ヒートショックの原因は、温度の変化に伴う血圧の乱高下です。血圧が上下することにより、心筋梗塞や大動脈解離を発症する可能性があります。
低断熱の家では、暖房を使用している温かい部屋と廊下や脱衣所などとの室温差が大きくなることで、ヒートショックが起きやすいといわれています。温かい部屋とそうでない場所の室温差が10℃以上ある場合は、特に注意が必要です。

熱中症のリスクが高まる


家の断熱性能が低い場合、夏場の熱中症にも注意しなければなりません。熱中症は屋外で発症しやすい印象がありますが、実は全体のおよそ4割が住居で生じています。道路や仕事場、公衆の場よりも高い頻度で、住宅での熱中症が発生しているのです。
自宅の断熱性能の確認および改善は、環境省が提唱する「熱中症 環境保健マニュアル 2022」で挙げられている熱中症の予防方法の一つでもあります。

参考元:総務省|令和7年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況
参考元:環境省 熱中症予防情報サイト|熱中症 環境保健マニュアル2022

健康寿命が短くなり医療費が高額になる可能性がある


断熱性能が低く、適度な室温を保てない家で懸念されるのは、ヒートショックや熱中症だけではありません。動脈硬化や循環器疾患に加え、過活動膀胱や睡眠障害など、健康面に対するさまざまなリスクが高まるといわれています。断熱性能の低さが健康寿命に与える影響を軽く見てはなりません。WHO(世界保健機関)も、高断熱の住まいが健康状態の改善につながると発表しています。
断熱性の低い住まいで健康を害した場合、通院や入院に伴う医療費が増加するでしょう。したがって、住宅の断熱性能の低さは、健康面はもちろんのこと、費用面においても注意が必要です。

参考元:一般財団法人ベターリビング 住宅における良好な温熱環境実現推進フォーラム|住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査 第6回報告会
参考元:国土交通省|「省エネ住宅」と「健康」の関係をご存知ですか?

光熱費が高くなりやすい


外気温の影響を受けやすい低断熱の家は、言い換えると室温を保ちにくい家と言えます。冷暖房の稼働効率が悪いため、電気代やガス代といった光熱費が高くなりやすい点も、注意したいポイントの一つです。
高断熱・高気密かつ日射遮蔽に優れた省エネ住宅と比較した場合、低断熱住宅では、温暖地域における光熱費が、年間で6万円も高くなるといわれています。さらに、ZEH基準相当をクリアした、より高度な省エネ住宅と比較すると、断熱性の低い家との光熱費の年間の差額は12万円以上になる可能性が示唆されているのです。
なおZEH住宅とは、再生可能エネルギーなどの利用で、一次エネルギーの消費量をゼロ以下にできる住まいを指します。

参考元:資源エネルギー庁|住宅による省エネ
参考元:国土交通省|なるほど省エネ住宅
参考元:資源エネルギー庁|ZEHの定義(改定版)<戸建住宅>

>>参考コラム:宇治市の一戸建ては維持費がいくらかかる?家づくりのポイントまで徹底解説
>>参考コラム:京都市の戸建てに住むなら維持費はいくら?節約できる家づくりのポイントも解説

 

住宅の断熱性を高めるための3つのポイント

POINTブロックと筆記用具

ここからは、住宅の断熱性を高めるために押さえておきたいポイントを紹介します。

断熱の方法にこだわる


住宅の断熱性を高める方法はさまざま。例えば、床や壁の隙間に断熱材を入れ込む「充填断熱工法」や、建物全体を包み込む「外張り断熱工法」などが挙げられます。
また、注文住宅を建てる際は、足元の断熱方法にも注目です。足元の断熱方法には「基礎断熱」と「床断熱」があります。床下に断熱材を配置する床断熱の場合、施工にかかる費用を抑えやすいものの、基礎が断熱されていないことから冬場に外の冷気が室内に入り込みかねません。
一方、基礎断熱では、室内の暖かい空気を床下を含めて循環させられるのが特徴です。断熱性と気密性を高められる基礎断熱を採用した住まいでは、季節を問わず快適な室温を保てるでしょう。

性能に優れた断熱材を選ぶ


断熱材にもさまざまな種類があるため、より性能に優れた資材を選ぶことも大切です。例えば、フェノールフォームをはじめとする単独気泡断熱材は空気や湿気、液体の移動を制限する性質を持ちます。優れた断熱性を長期間維持しやすい点が特徴です。

グランライフでは、MDF合板とフェノールフォームを組み合わせたオリジナルの「R+パネル」を断熱材として採用。パネル工法により、高断熱・高気密・高耐震の住まいを実現しています。

気密性能を高める


住宅で快適な室温を保つためには、断熱性能はもちろんのこと、気密性能も欠かせません。住宅の気密性が低いと、家の隙間から空気が出入りするため、熱が逃げていってしまいます。つまり、いくら住宅の断熱性を高めていても、気密性が低ければ、快適な室温は保てません。
気密性は、床面積1㎡に対する隙間の大きさを表す「C値」で示されます。このC値がゼロに近いほど、住宅の隙間が少なく高気密な状態を指します。気密性は実測でしか確認できないため、建築会社を選ぶ際は測定の有無や実績を確認しておくことが重要です。

グランライフでは、全棟で気密測定を実施。手掛けた注文住宅におけるC値の平均値は0.5となっています。一般的にC値が1.0以下であれば高気密といわれ、断熱性を十分に発揮できる気密性能を実現しています。

参考元:資源エネルギー庁|住宅による省エネ
参考元:国土交通省|省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド

>>参考コラム:高断熱高気密住宅とは?メリット・デメリットから宇治市での基準まで徹底解説

 

宇治市周辺の気候と断熱性能の関係

シックなグレーの外観の平屋の家

最後に、宇治市・城陽市・京田辺市・京都市の気候に焦点を当てて、マイホームにおける断熱性能の必要性を見ていきましょう。

宇治市周辺の気候


京都府の南部に位置する宇治市・城陽市・京田辺市・京都市は、いずれも年間気温は15~16℃前後、年間降水量1,400~1,500mmほどとなっています。注目すべきは、各都市で、夏の暑さ・冬の寒さがともに厳しい点です。夏は、地域によっては40℃近くまで気温が上昇することも珍しくありません。一方、真冬になると氷点下を記録するほど気温が下がります。
加えて、京都府の南部は内陸性気候に該当するため、地域によっては海岸部に比べ、四季を通して朝晩と日中の温度差が大きい傾向があります。そのため、宇治市周辺では暑さ・寒さの両方に対応し、室温を安定させられる家づくりが不可欠です。住宅の断熱性能を高めておくに越したことはありません。

参考元:宇治市|令和6年宇治統計書 2.土地・気象
参考元:城陽市|令和6年版 城陽市統計書 第1章 土地・気象
参考元:気象庁|京田辺(京都府)2024年(月ごとの値)主な要素
参考元:気象庁|京都(京都府)2024年(月ごとの値)主な要素
参考元:気象庁|京田辺(京都府)平年値(年・月ごとの値)主な要素
参考元:気象庁|京都(京都府)平年値(年・月ごとの値)主な要素
参考元:気象庁 京都地方気象台|京都府の気象特性

>>参考コラム:宇治市・城陽市の気候を解説!家づくりで大切にしたいポイントとは

宇治市周辺地域でクリアすべきUA値


宇治市・城陽市・京田辺市・京都市でマイホームを建てる際に、クリアすべきUA値をチェックしておきましょう。日本は地域によって気候が大きく異なるため、それぞれの特徴に合わせた8つの地域区分と基準UA値が設けられています。宇治市・城陽市・京田辺市・京都市は、いずれも地域区分6に該当します。地域区分6の基準UA値を種類ごとに表にまとめました。

基準の種類 6地域のUA値
(W/㎡・K)
省エネ基準 0.87
ZEH水準 0.60
HEAT20・G1グレード 0.56
HEAT20・G2グレード 0.46
HEAT20・G3グレード 0.26

UA値基準には、省エネ基準の他、より高水準のZEH水準やHEAT20が定めるものがあります。なかでも「HEAT20」こと「一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」による基準では、より厳しいUA値が設定されているのが特徴です。

グランライフの手掛ける注文住宅は、省エネ基準やZEH水準を大きく上回る、HEAT20・G2グレードの断熱性能が標準仕様となっています。家族の健康を守るだけでなく、光熱費の節約にもつながるでしょう。

参考元:国土交通省|ラベル項目の解説 断熱性能
参考元:国土交通省|地域区分新旧表
参考元:国土交通省|【参考】住宅における外皮性能
参考元:一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会|冬期の性能水準の提案

 

宇治市周辺で断熱性能の高い注文住宅を建てるならグランライフへ

収納もたっぷりスタディスペース

住宅の断熱性能が低いと、健康面やコスト面におけるリスクにつながります。住まいの断熱性を高めることは、快適な暮らしや家族の健康を守るうえで不可欠です。医療費や光熱費への影響も見逃せません。高断熱住宅を建てるには、工法や資材にこだわり、気密性も高めておくことが重要です。
グランライフでは、断熱性能と気密性能はもちろんのこと、耐震性能にも優れた注文住宅の建築に自信があります。土地探しや資金計画といったサポートも行っているので、宇治市・城陽市・京田辺市・京都市でマイホームを建てたい方は、ぜひグランライフにご相談ください。

>>宇治市周辺エリアでの快適な暮らしを叶える、グランライフの高断熱住宅についてはこちら!

 

記事監修者:一級建築士 高地 可奈子
工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。

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