コラム
2025.04.06
京都市で利用可能な補助金をチェック!住宅に関わる制度や医療費についても紹介

京都市で夢のマイホームを叶えるなら「京都安心すまい応援金」や「子ども医療費」など京都市の補助金や減税制度をしっかり確認したうえで、住宅づくりを考えるのがおすすめです。また、長く快適に住み続けるには、家を建てる場所周辺の子育て環境もチェックしておきたいところ。
そこで今回は、京都市で活用できる住宅関連の補助金や支援制度、医療費などについて詳しく解説します。京都市周辺で家づくりを検討している方は是非参考にしてみてください。
目次 |
京都市の補助金や支援制度、医療費など
まずは、京都市の暮らしや住宅にまつわる補助金や助成金、支援制度などをいくつかピックアップして紹介していきます。
【住宅】
・子育てグリーン住宅支援事業(子育てエコホーム支援事業)
・京都府住宅脱炭素促進事業 補助金
・京都安心すまい応援金
・「まちの匠・ぷらす」
・住宅ローン減税
・不動産取得税の軽減措置 など
【医療】
・子ども医療費支給制度
・不妊治療費助成制度
・不育症治療費助成事業 など
【子育て】
・京都市出産・子育て応援事業
・学童う歯対策事業
・未熟児養育医療給付
・小児慢性特定疾病医療費制度 など
※2024年12月19日時点の情報です。
参考元:国土交通省|子育てグリーン住宅支援事業について
参考元:京都府|省エネ住宅で健康で快適な生活を始めませんか ~京都府住宅脱炭素化促進事業補助金の募集開始について~
参考元:京都市|京都安心すまい応援金(京都市子育て世帯既存住宅取得応援金)
参考元:京都市|【令和6年度】「まちの匠・ぷらす」京町家・木造住宅 耐震・防火改修支援事業
参考元:国土交通省|住宅ローン減税
参考元:京都府|不動産取得税の軽減措置
参考元:京都市|医療に関する支援
参考元:京都市|不妊治療費助成制度(一般不妊治療費等助成事業)
参考元:京都市|京都市出産・子育て応援事業について
参考元:京都市|子育てに関する手当など
京都市の補助金や支援制度などの特徴
京都市では街の担い手不足や活力低下を阻止すべく、本市の人口減少に歯止めをかける取り組みに力を入れ、住宅や子育てなどに関する独自の支援を行っています。
京都市では、結婚・子育て世代が家族で転出するケースを減らすため、2024~2025年の期間限定で「京都安心すまい応援金」の支給を開始。既存住宅をリフォームし暮らすと最大200万円の補助金が支給されるものです。その他にも「高校進学・修学支援金支給事業」や「学童う歯対策事業」など、子育てに関するサポート体制も整えている点が特徴です。
参考元:京都市移住ポータルサイト|住むなら、京都
参考元:京都市|京都市の住宅価格高騰に関する支援について
参考元:京都市|子育てに関する手当など
参考元:京都市住宅供給公社安心すまいセンター|京都安心すまい応援金(京都市子育て世帯既存住宅取得応援金)
京都市の住宅に関する補助金事業
ここからは、京都市で利用できる補助金や支援制度のなかから、住宅に関するものを紹介します。
令和6年度京都府住宅脱炭素化促進事業
温室効果ガスの排出量削減を目的とし、高断熱・高気密の省エネ性能が高い住宅取得に関する費用の一部を補助するのが、京都府住宅脱炭素化促進事業です。
対象者 | ・京都府内に住宅を新築または、購入する方 ・京都府インターネット環境家計簿に会員登録済みで、住宅取得後の電気使用料などのデータを入力できる方 |
対象住宅 | ・ZEH ・Nearly ZEH ・ZEH Oriented |
補助額 | 上限20万円 ※下記いずれかの該当で10万加算 ・京都府「ひろがる京の木整備事業(住宅タイプ)」の補助金を受ける住宅 ・京都再エネコンシェルジュが設計、施工を実施する住宅 |
※2024年12月19日時点の情報です。
参考元:京都府|京都府ZEH補助金 [京都府住宅脱炭素化促進事業補助金]
京都安心すまい応援金
既存住宅の有効利用と、結婚・子育て世代の流出防止を目的に実施されるのが、京都安心すまい応援金制度です。リフォームの際には「まちの匠・プラス」や「断熱改修補助」などの他の補助金との併用も可能です。
対象 | ・妊娠中を含む未就学の子どもがいる世帯 ・築5年以上で住宅購入価格が税抜500万円以上の既存住宅を居住用として購入している ・京都市区域内に事業所を構える業者がリフォームを実施している ※全ての条件を満たすことが必要 |
支給額 | 100万円 ※下記1項目につき50万円加算 ・子どもが2人以上いる世帯 ・1950年までに建築、修繕、模様替えなどの工事中であった木造建築物である京町家または、管理計画認定マンション ・市外からの転入 |
※2024年12月19日時点の情報です。
参考元:京都市|京都市子育て世帯既存住宅取得応援金 「京都安心すまい応援金」
子育てグリーン住宅支援事業(子育てエコホーム支援事業)
物価高騰の影響を受けやすい、子育て世代の住宅取得に対して支援をおこなう事業です。新築住宅はもちろん、既存住宅のリフォームも補助事業の対象になります。
また、2025年からは、環境省が全てのGX志向型住宅を対象に補助金を支給。GX志向型住宅とは、脱炭素社会実現のため、長期優良住宅やZEH水準の住宅よりもさらに厳しい省エネ性能が要求される住宅のことを指します。
対象世帯 | 対象住宅 | 補助額 |
全世帯 | GX志向型住宅 | 160万円 |
子育て世帯 | 長期優良住宅 | 80万円 建て替えの場合100は万円 |
ZEH水準住宅 | 40万円 建て替えの場合は60万円 |
※2024年12月19日時点の情報です。
京都市で活用できる住宅関連の減税や軽減措置は?
住宅を建てる際には、国が実施する減税や軽減措置を受けることが可能です。詳しく見ていきましょう。
住宅ローン減税
住宅ローンを利用し、新築で家を建てると、年末時点のローン残高に応じた所得税控除が受けられます。控除を受けるには、満たすべき住宅性能基準が設けられていたり、入居する年度によって限度額に差があったりするため、事前の確認が必要です。
【新築住宅・買取再販住宅】
住宅の性能 | 借入限度額 | 控除期間 | |
2024年入居 | 2025年入居 | ||
長期優良住宅・低炭素住宅 | 子育て世帯・若者夫婦世帯:5,000万円 その他世帯:4,500万円 |
4,500万円 | 13年 |
ZEH水準省エネ住宅 | 子育て世帯・若者夫婦世帯:4,500万円 その他世帯:3,500万円 |
3,500万円 | |
省エネ基準適合住宅 | 子育て世帯・若者夫婦世帯:4,000万円 その他世帯:3,000万円 |
3,000万円 | |
その他の住宅 | 0円 | – |
※2024年12月19日時点の情報です。
>>参考コラム:長期優良住宅とは?メリットや申請方法などを解説!宇治市のエリア情報も
不動産取得税の軽減措置
新築や新築住宅用土地を購入する際に、一定の条件を満たすことで不動産取得税の負担が軽減されます。新築住宅では、1戸につき1,200万円、長期優良住宅においては1,300万円が控除されます。
京都市の医療助成制度や子育て支援事業
続いて、京都市の医療助成制度や子育て支援事業をチェックしてみましょう。
子ども医療費支給制度
京都市では、市内在住の0歳から中学校3年生までの子どもを対象に、子ども医療費支給制度が適用され、保護者が支払う医療費の一部を京都市が支給してくれます。医療機関の窓口で必要な負担金は以下の通りです。
入院 | 1医療機関につき200円※1ヶ月ごと |
通院 | 0歳~小学6年生…200円※1ヶごと 中学1~中学3年生…1,500円 |
※2024年12月19日時点の情報です。
一般不妊治療費等助成事業
京都市では、不妊治療や不育症治療をはじめとする、妊娠に関する助成事業に力を入れています。治療による経済的負担軽減を目的とし、治療費の一部を助成。一般不妊治療費等助成事業では、一定の条件を満たした場合、治療費の自己負担分2分の1が助成されます。
対象の治療 | ・タイミング療法や人工授精、排卵誘発法など一般不妊治療 ・体外受精や顕微授精、男性不妊治療 |
対象者 | ・京都府内に1年以上住所があり、その間に不妊治療を受けた方 |
助成金額 | 医療費の自己負担分2分の1 1年度あたり上限6万円(1人あたり) |
参考元:京都市|不妊や不育でお悩みの方へ 京都市の支援事業のご案内
子育てに関する支援事業
最後は、子育てに関するサポート事業を紹介します。
京都市出産・子育て応援事業
京都市では、全ての妊婦や子育てをする家庭が、出産・育児を安心してできるよう、京都市出産・子育て応援事業の体制を整えています。伴走型相談支援では、妊娠届時や妊娠8ヶ月、生後4ヶ月の3回に渡り面談やアンケートを実施。子育てに必要な情報を提供します。
また、妊娠届出時の面談後には出産応援ギフト、3回目の面談後には子育て応援ギフトとして計10万円の給付金を受け取れます。なお、双子を出産の際には、子育て応援ギフトを子ども1人につき5万円で、計15万円が支給されます。
学童う歯対策事業
京都市では、市内在住の小学生を対象に、虫歯治療に関わる健康保険の自己負担額を助成する、学童う歯対策事業を実施しています。虫歯や歯肉炎に関する治療の自己負担分は京都市が負担してくれるのが特徴です。
京都市で補助金や支援制度を活用した家づくりをお考えの方はグランライフへご相談ください
京都市で住宅づくりをする際に活用できる補助金や支援制度をご紹介しました。マイホーム取得にはコストがかかり、どうしてもそこに目がいきがちですが、補助金や支援制度を活用することで、手堅くマイホームを手に入れることができます。
グランライフでは、定期的にイベントを開催し、家づくりに関するお金の相談会を実施しています。しっかりと資金計画を立てることで、お金に関する不安を少しでも軽減するサポートをさせていただきます。京都市でマイホームを検討中の方は是非一度、グランライフへお声がけください。
>>京都市で建てるコストパフォーマンスに優れたマイホーム!グランライフのコストについてはこちら
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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