コラム
2025.11.01
宇治市周辺で空き家のリフォーム・リノベーションを検討中の方へ!費用相場も徹底解説
「宇治市周辺で空き家をリフォーム・リノベーションしたいけれど、何から始めればいいか分からない…」そんな方に向けて、費用相場やメリット・デメリット、活用できる補助金制度まで詳しく解説します。京都府宇治市・城陽市・京田辺市の空き家事情や、成功のためのポイントもご紹介。後悔しない家づくりの第一歩に、ぜひお役立てください。
| 目次 |
空き家のリフォーム・リノベーションとは?

空き家のリフォーム・リノベーションとは、長期間使われていない住宅に、必要な修繕や機能・デザインの刷新を行い、新たな住まいとして再活用できるように整えることです。空き家の老朽化した部分を直す「リフォーム」や、間取り変更や性能向上を伴う「リノベーション」をすることで、現代の暮らしに合った快適な住まいへとアップデートできるという魅力があります。
宇治市・城陽市・京田辺市周辺の空き家の現状
2018年度の住宅土地統計調査によると、宇治市・城陽市・京田辺市の空き家率はいずれも京都府平均空き家率の12.8%を下回る結果でした。しかし、宇治市をはじめとする南部地域における空き家率は、2013年度の調査に比べると増加傾向にあります。
このような背景を受けて、各自治体では空き家の活用に向けた取り組みが進められています。その中でも、注目されているのがリフォーム・リノベーションによる活用方法です。
参考元:京都府|京都府の住宅を取り巻く状況(既存住宅ストック・空き家の視点から)
空き家のリフォーム・リノベーションが注目される理由
住宅地では、放置された空き家が景観や治安に悪影響を及ぼすケースが少なくありません。空き家をリフォーム・リノベーションして再活用することで、「空き家の減少につながる」と注目されているのです。さらに、新築に比べてコストを抑えながら、快適な住まいを実現できることからも、関心が高まっています。
空き家リフォームのメリット・デメリット
ここからは、空き家をリフォーム・リノベーションするメリット・デメリットを確認していきましょう。
メリット

空き家をリフォーム・リノベーションするメリットには、以下のようなものがあります。
・安心・快適に暮らせる
・新築よりも安く手に入れやすい
・古民家の風合いを活かした空間がつくれる
・倒壊や犯罪リスクの軽減
・固定資産税が軽減できる
空き家をリフォーム・リノベーションする最大のメリットは、使われていない住宅を再び価値ある住まいに再生できる点です。立地の良いエリアにある空き家なら、利便性を確保しながら快適な暮らしを実現できます。また、古民家など趣のある建物では、古さを活かした魅力的な空間づくりも可能です。
デメリット

一方で、空き家リフォームには注意すべき点もあります。デメリットとして挙げられるのが、以下の点です。
・築古であるほどコストがかさむ可能性がある
・状態が悪いとリフォーム・リノベーションできない
・自由に間取りが変更できないケースがある
・住宅ローンが組めない場合がある
築年数が経っている住宅では、シロアリ被害や構造の劣化など、見えない部分の修繕が必要になるケースも多く、当初の予算を超えてしまう可能性があります。また、耐震性能や断熱性能が不十分な場合は、現行基準に合わせる工事が追加で必要になることもあるでしょう。
空き家リフォームの費用相場

空き家のリノベーション費用は、リフォーム内容や建物の状態によって大きく異なります。フルリノベーションの場合は約500万〜2,500万円が目安で、間取り変更や耐震・断熱工事を含めるとさらに費用がかかることも。一方、部分的なリフォームなら水回りのみで20万〜300万円、内装や設備の更新も同程度の費用相場になるのが一般的です。
築年数や構造によっても費用が変動するため、事前の現地調査と見積もりが欠かせません。高額になりがちな費用負担を軽減するには、ローンや補助金制度の活用も視野に入れるとよいでしょう。
>>参考コラム:宇治市周辺でのリフォーム費用はいくら?コスト削減や会社選びのコツも紹介
空き家のリフォーム・リノベーションで使えるローン
空き家のリフォームやリノベーションを行う際、金融機関が提供するリフォームローンを利用することで、初期費用の負担を軽減できます。
京都市に本店を置き、宇治市・城陽市・京田辺市周辺をはじめ関西地方を中心に支店を展開する京都銀行では、リフォームローンを扱っています。「京銀住宅リフォームローン」では、「京都府産木材認証制度」の木材を使ったリフォームなど、条件を満たせば金利が年0.1%引き下げられる「エコ金利プラン」が利用できます。ほかにも返済負担を抑えた金利プランが用意されており、部分的なリフォームから大規模なリノベーションまで幅広い使途に対応できるのも魅力のひとつです。
>>参考コラム:【京都府】リフォーム(フルリフォーム、リノベーション)で使えるローン制度
補助金制度の活用を検討しよう
リフォームやリノベーションに活用できる補助金制度が自治体ごとに設けられています。宇治市では、空き家の利活用や市内への移住定住を図るために「新婚世帯住宅確保おうえん事業補助金」を実施。2025年1月1日から補助金交付申請・実績報告時点までの間に婚姻届を提出した29歳以下の世帯で、一年以上空き家となっている住宅をリフォームする場合、最大65万円の補助が受けられます。
その他にも、自治体によって活用できる補助金はさまざまです。城陽市では、木造住宅の耐震改修に対して最大100万円が補助される「耐震改修等工事補助」。京田辺市では、省エネ化を目的とした窓の断熱改修工事に対する「京田辺市エコまどリノベ補助金」など、自治体ごとにリフォームで活用できる補助金があるため、チェックしてみましょう。
参考元:宇治市|令和7年度宇治市新婚世帯住宅確保おうえん事業補助金の募集について
参考元:城陽市|【令和7年4月21日受付開始】木造住宅の耐震改修等工事に補助を行います
参考元:京田辺市|令和7年度 京田辺市エコまどリノベ補助金について
>>参考コラム:宇治市、城陽市、京田辺市で受けられるリフォーム補助金は?注意点についても
減税制度も計画的に活用しよう
空き家のリフォーム・リノベーションでは、一定の条件を満たすことで「固定資産税の軽減」や「所得税の控除」など、各種減税制度を利用できます。
また、リフォームローンを使って耐震工事や省エネ改修を行った場合は、住宅ローン控除の対象となり、所得税の一部が還付されるケースも。減税制度は条件や適用期間が限られていることもあるため、事前にしっかり確認し、計画的に活用することが大切です。
参考元:国土交通省|リフォーム促進税制(所得税・固定資産税)について
参考元:国土交通省|住宅をリフォームした場合に使える減税制度について
空き家のリフォーム・リノベーションは何から始める?

最後に、実際に空き家のリフォーム・リノベーションは何から始めればいいのか、確認していきましょう。
リフォーム・リノベーションできる空き家かチェックが必要
空き家を活用するには、建物がリフォーム可能な状態かどうかを確認することが第一歩です。特に老朽化が進んでいる建物では、耐震性や劣化状況の調査が不可欠です。構造上の問題や建築基準法への適合もチェックポイントとなるため、建築士や不動産の専門家に依頼し、現状を正しく把握しておく必要があります。状態次第では、リフォームよりも建て替えのほうが適している場合もあるでしょう。
リフォーム・リノベーションが得意な施工会社・工務店を見つける
空き家リフォーム・リノベーション成功のカギは、施工会社・工務店選びにあります。空き家の構造や状態は一軒ごとに異なるため、柔軟に対応できる経験豊富な業者が頼りになります。過去の施工事例を確認し、自分たちの希望とマッチする提案ができるかどうかをチェックしましょう。また、地域密着型の工務店なら、自治体の制度にも詳しく、補助金の活用などもスムーズです。
宇治市周辺で注文住宅の新築や中古住宅のリノベーションに携わるグランライフでは、納得して家づくりを進めていただくために、家づくりに必要なお金のことも踏まえてサポートしています。長い人生において、マイホームの資産価値まで考え、お施主様のライフプランや時代に沿った資金計画のお手伝いが可能です。
宇治市周辺で空き家のリフォーム・リノベーションならグランライフへ

空き家のリフォーム・リノベーションは、コストを抑えながら理想の住まいを手に入れられる有効な選択肢です。補助金や減税制度を活用することで、費用負担を軽減しながら再生できます。まずは空き家の状態をしっかり確認し、信頼できる地元の施工会社と連携して、納得のいく家づくりを進めましょう。
グランライフでは、見た目の美しさだけでなく快適に暮らせる断熱性・気密性の高さも両立した家づくりを得意としています。こだわりの家づくりを手の届く価格でご提供するため、無駄を排除する独自のルールを設けて、高いコストパフォーマンスを実現。家づくりの建材を信頼のおけるメーカーに直発注するなど、無駄を徹底的に省いて品質を保ちながらコストカットを可能にしています。「宇治市周辺で空き家のリフォーム・リノベーションがしたいけれど、費用が心配」という方は、グランライフへお気軽にご相談ください。
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記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
