コラム
2025.06.15
【宇治市・城陽市・京田辺市】古民家リフォーム・リノベーション費用相場は?

古民家リフォーム・リノベーションにかかる費用は、一般的なリフォームで200〜500万円程度、ほぼ一から家を建て直す全解体再生では1,500〜3,000万円程度です。今回は、古民家リフォーム・リノベーションにかかる費用相場、古民家リフォーム・リノベーションのメリット・デメリットをご紹介します。リフォームなどで活用できる、宇治市・城陽市・京田辺市の補助金制度もまとめました。古民家リフォームや中古住宅リノベーションを検討している方、費用相場が気になる方は要チェックです。
目次 |
【古民家のリフォーム・リノベーション】リフォームの種類と費用相場
古民家のリフォーム・リノベーションの種類は、主に4つです。はじめに、それぞれの特徴と費用相場をご紹介します。
一般的なリフォーム
柱や梁などの構造部分には手を加えず、外壁・屋根・床などの補修や水回りの入れ換えを行うのが、一般的なリフォームです。全体的に古民家の雰囲気を残しながら、劣化した部分のみを直して快適に暮らせるのが魅力といえます。
半解体再生
屋根や壁、床などは撤去し、柱や梁などの構造部分の補修と補強を行うのが、半解体再生リフォームです。別名「スケルトンリフォーム」とも呼ばれており、建物の歪み・傾きなどの改善ができます。半解体再生リフォームは、古民家ならではの良さと新しさが交わる味わい深い住宅でありながら、建物の強度を大幅に高められることがメリットです。
全解体再生
柱や梁などの構造部分もすべて解体し、ほぼ一から家を建て直すのが全解体再生リフォームです。構造部分で再利用できるものは洗浄し活用する他、土台部分は補強工事を行うケースもあります。ほぼ新築と同じ家づくり工程のため、その他の古民家リノベーションよりも費用は高くなります。
移築再生
古民家をすべて解体し、再利用できる部分を使って、別の土地に家を建てるのが移築再生リフォームです。土台部分が劣化していたり、暮らしにくい土地だったりする場合に用いられる工法です。建築費用に加えて、古民家の解体費用や搬入費などが発生するため、費用は高額になる可能性があります。
【種類別】古民家リフォーム・リノベーションの費用相場
リフォームの種類 | 費用相場 |
一般的なリフォーム | 200~500万円程度 |
半解体再生 | 500~1,500万円程度 |
全解体再生 | 1,500~3,000万円程度 |
移築再生 | 2,000万円以上 |
【古民家リフォーム・リノベーション】検討すべき工事と費用相場
古民家リフォーム・リノベーションするときには、住宅の安全性を高めるための工事と快適に暮らすための工事の両方が必要になります。
まず、住宅の安全性を高めるための代表的な工事といえば、耐震リフォームです。築50年以上経過している古民家は、新耐震基準が適用される前に建った住宅である可能性が高いといえます。そのため、古民家リフォーム・リノベーションする場合には、専門家による耐震診断を受けて、行うべき補強工事を確認する必要があります。耐震リフォームにかかる費用相場は、約120〜150万円が目安です。主な工事内容と費用相場は、下記を参考にしてください。
住宅の安全性を高めるための工事 ※40坪木造住宅の場合
工事内容 | 費用相場 |
基礎工事の補修 | 20~30万程度 |
壁の補強工事 | 150~200万程度 |
屋根の軽量化 | 200~300万円程度 |
快適に暮らすために検討したい工事は、バリアフリーを考慮したリフォームです。古民家は住居内に段差が多く、転倒リスクが高いといわれています。また、トイレが和式だったり、お風呂の床が滑りやすかったりするなど利便性と安全性に欠けており、ケガをする危険もあります。とくに、高齢者と一緒に暮らす場合はバリアフリー化を検討しましょう。主な工事内容と費用相場は、下記を参考にしてください。
快適に暮らすための代表的な工事
工事内容・箇所 | 費用相場 |
手すり設置 | 3~10万円程度 |
段差の解消 | 2~20万円程度 |
床材の変更 | 10~20万円 |
>>参考コラム:宇治市周辺でのリフォーム費用はいくら?コスト削減や会社選びのコツも紹介
古民家リフォーム・リノベーションのメリット・デメリット
古民家リフォーム・リノベーションを行うメリット・デメリットをご紹介します。
メリット デメリット
メリット | デメリット |
・古き良き和の雰囲気を感じられる日本家屋に住める ・強度のある木材が使われているため耐久性が高い ・固定資産税の軽減、さまざまな補助金などが使える可能性が高い |
・耐震性をチェックする必要がある ・断熱性が低いケースがある ・リフォームにかかる費用が多くなる場合がある |
古民家リフォームの魅力は、日本家屋ならではの風情ある家に住めること。また、古民家にはヒノキ・ケヤキなど強度のある木材が使用されているため、住宅の耐久性が高いといわれています。意外なポイントでいうと、新築を建てるよりも固定資産税を軽減できるといった面も挙げられます。
一方、築年数が経過している古民家は耐震性・断熱性が低い可能性があるため、建物の状態に合わせてさまざまなリフォームを行う必要があるでしょう。想定よりもリフォームにかかる費用、廃材処分費などが高くなってしまう場合もあるので、計画的な予算組みが必要です。
>>参考コラム:【宇治市、城陽市、京田辺市】リフォーム、リノベーションのメリットとは?
古民家リフォーム・リノベーションを依頼する工務店の選び方
古民家のリフォーム・リノベーションを依頼する工務店を選ぶ際には、下記のポイントをチェックしましょう。
・古民家のリフォーム・リノベーションの実績はあるか?
・中古住宅の古民家探しもサポートしてくれるか?
・その地域の特徴を理解している工務店か?
依頼する工務店を選ぶときには、まずは古民家リフォームの実績・施工事例をみてみましょう。古民家は新築住宅と構造が異なるため、施工経験・技術がないと対応できない場合も。「思ったイメージと違った…」とならないためにも、実績豊富な工務店に依頼するのが安心です。また、中古住宅を探す場合は、工務店が物件探しのサポートをしているかどうかも大切なポイント。「リフォームしやすい物件か」「家の土台部分の状態、柱・梁の傷みはどうか」など、プロの目線でチェックしてもらいましょう。
宇治市に拠点を置くグランライフでは、断熱性・気密性・耐震性にこだわり、性能の高いリノベーション住宅を多数手がけています。宇治市広野町宮谷には、フルリノベーションのおしゃれなモデルハウスもあります。是非見学にお越しください。
【宇治市・城陽市・京田辺市】古民家のリフォーム・リノベーションなどで活用できる助金制度
各自治体では、リフォーム・リノベーションなどで活用できる、さまざまな補助金・助成金制度が複数あります。工事に取り掛かる前にチェックしておきましょう。ここでは、昨年度実施されていた補助金制度の一部をご紹介します。
・【宇治市】宇治市新婚・子育て世帯等住宅確保おうえん事業補助金
宇治市に住む多子世帯・三世代同居世帯・三世代近居世帯を対象に、リフォームに要する費用の一部を補助。住宅リフォーム事業の補助上限額は100万円で、空き家加算やエリア加算などもありました。
・【城陽市】城陽市空き家バンク補助金交付制度
空き家バンクの制度を利用して、市内へ転入した場合に費用の一部を補助。空き家購入補助金の補助上限額は10万円でした。
・【京田辺市】京田辺市エコまどリノベ補助金
京田辺市に住み自ら居住する補助対象住宅に、省エネ化を目的として住宅窓の断熱改修工事を行った場合、費用の一部を補助。補助対象経費の補助上限額は5万円でした。
※昨年度実施した補助金制度のため、今年度実施され
参考元:宇治市|【募集を終了しました】宇治市新婚・るかは未定です。なお、対象条件などの詳細は各自治体の公式サイトをご確認ください。
子育て世帯等住宅確保おうえん事業補助金
参考元:宇治市|【募集を終了しました】宇治市新婚・子育て世帯等住宅確保おうえん事業補助金
参考元:城陽市|城陽市空き家バンク補助金交付制度
参考元:京田辺市|令和6年度 京田辺市エコまどリノベ補助金について
>>参考コラム:【京都府】リフォーム(フルリフォーム、リノベーション)で使えるローン制度
【宇治市・城陽市・京田辺市】古民家リフォーム・リノベーション費用が気になる方はグランライフにご相談を!
今回は、古民家リフォーム・リノベーションの費用相場やメリット・デメリットをご紹介しました。中古住宅のリフォームや古民家再生などに興味のある方は、グランライフにお問い合わせください。
グランライフは宇治市・城陽市・京田辺市を中心に、新築注文住宅や中古住宅のリフォームなどを手掛けています。こだわりの高断熱高気密住宅で、夏は涼しく冬は暖かい住まいを建築家と一緒に作り上げませんか?リフォーム・リノベーションの実績も豊富で、さまざまな施工事例をご覧いただけます。また、築20年以上の中古住宅をリノベーションした、実際のモデルハウスも見学可能です。これからリフォーム・リノベーションを考えている方は、是非グランライフまでお問い合わせください。
※今回の記事に記載されている内容は、2025年1月時点の情報です。最新情報は、自治体の公式サイトよりご確認ください。
>>宇治市・城陽市・京田辺市で叶えるより良い住まい!グランライフのリノベーションについてはこちら
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。