京都府宇治市・城陽市・京田辺市周辺で中古物件をリノベーションして取得したいと考えている方は多いはず。中古マンションのリノベーションには、リフォームローンとリフォーム一体型ローンの2種類のローンが利用できます。そこで今回は、2つのリフォームローンのメリット・デメリットや住宅ローンとの違い、金利や返済方法の種類などを解説します。宇治市・城陽市・京田辺市周辺でリフォームローンを取り扱っている金融機関もご紹介しているので、リノベーションを検討中の方は必見です。

リノベーションの際に利用できるローンの種類

リフォームやリノベーションをする際に利用できるローンは2つあります。リフォームローンとリフォーム一体型ローン、それぞれのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

リフォームローン

リフォームローンとは、既に取得しているマイホームの増改築や修理など、リフォームをする際に利用できるローンです。借入限度額は10万円～1,000万円程度で、住宅ローンよりも少ないのが特徴。そして、それに伴い借入期間も短くなっています。

＞＞参考コラム：【京都府】リフォーム（フルリフォーム、リノベーション）で使えるローン制度

リフォームローンのメリット・デメリット

リフォームローンのメリット・デメリットをご紹介します。

〈メリット〉
・少額から借入できる
・住宅ローン返済中も利用できる
・手続きが簡単

〈デメリット〉
・限度額が低い
・金利が高め
・借入期間が短め

リフォームローンは手続きが簡単で、少額から借入できるのが大きなメリットです。そして、住宅ローン返済中もリフォームローンは利用できます。しかし、二重ローンになるためすべての審査に通るとは限らず、無理なく返済できるかを考えてから契約しましょう。

一方でデメリットとしては、借りられる金額が少ないことが挙げられます。無担保型と有担保型でも限度額が異なり、大規模な増改築をするケースでは、必要資金を全額借りられない可能性もあります。リフォーム金額が高くなる場合には、有担保型のリフォームローンか住宅ローンを活用するのがおすすめです。

リフォーム（リノベーション）一体型ローン

リフォーム一体型ローンとは、中古住宅や中古マンションを取得する際、物件の購入費用とリノベーション費用を合わせて住宅ローンとして借りることです。リフォーム一体型ローンは住宅ローンとほとんど変わりはなく、借入上限は8,000万円～1億円程度、借入期間は最大35年となっています。

リフォーム（リノベーション）一体型ローンのメリット・デメリット

リフォーム一体型ローンのメリット・デメリットをご紹介します。

〈メリット〉
・金利が低い
・借りられる金額が多い
・リフォームローンより借入期間が長い

〈デメリット〉
・手続きが大変
・抵当権を設定するため、支払えなくなると家や土地が差し押さえられる

リフォーム一体型ローンは金利が1％前後と、リフォームローンよりも低いのがメリットです。金利が1％高くなるだけで毎月の返済額や総支払額に大きな影響が出るため、リフォーム一体型ローンなら負担を減らせるでしょう。そして、住宅の取得とリフォームを一体化したローンのため、借入金額も多くなります。住宅ローンと同じように借入期間も長くなるため、月々の返済額を低めに設定でき、余裕のある返済計画を立てられるでしょう。

リフォーム一体型ローンのデメリットは、手続きが大変な点です。契約の際には、具体的な見積書と工事計画の提出が必要で、抵当権も設定しなければなりません。そのため、物件購入とリフォーム計画、ローンの手続きを同時進行する必要があります。前述のように、抵当権の設定が必須なため、ローンの支払いが滞った場合には、家や土地を差し押さえられるリスクがあることも覚えておきましょう。

リフォームローンに迷ったらグランライフの「資金計画相談会へ」

グランライフでは、家づくりのお金に悩んでいる方向けに資金計画相談会を実施しています。この相談会では、予算の考え方や住宅ローンの選び方などを解説。オンラインでも実施していますので、お気軽にご相談ください。

住宅ローンとリフォームローンの違い

次に、住宅ローンとリフォームローンの違いを表で解説します。借入限度額や借入期間などを比較しましょう。

金融機関の中には、有担保型のリフォームローンがない代わりに住宅ローンをリフォームで借入可能な場合もあります。また、返済期間や工事費用などの一定の条件を満たすと住宅ローン控除を受けられます。借入金額が多く、長い期間で返済したい場合には、住宅ローンを利用した方がいいでしょう。

ローンの金利タイプと返済方法の種類

ローン契約の金利タイプは大きく3つ、返済方法は2種類あります。これらの中からライフプランに合ったタイプを選択しましょう。

3つの金利タイプ

金利は、固定金利と変動金利の大きく2つのタイプがあります。変動金利タイプはその中にも2種類あり、3つの金利タイプが存在します。メリット・デメリットを比較して選びましょう。

【固定金利タイプ】全期間固定金利型

全期間固定金利型は、借入時から返済終了まで金利が変動しないタイプです。市場金利が上昇しても返済金額は高くなりません。しかし、市場金利が低下しても返済額が下がらないのはデメリットです。

【変動金利タイプ】固定金利期間選択型

固定金利期間選択型は、「〇年間〇％」と一定期間のみ金利が固定されるタイプです。固定金利期間は返済計画が立てやすいのがメリット。固定金利期間終了後は市場金利に合わせて返済額が変動するため、返済計画が立てにくくなるでしょう。

【変動金利タイプ】変動金利型

変動金利型は、変動する金利に合わせて半年ごとに返済額が増減するタイプです。市場金利に合わせて変動するため、総支払額の予定よりも実際の返済額が安くなる可能性もあります。しかし、急激に市場金利が上昇した場合には未払利息が発生するケースもあるため、注意が必要です。

参考元：住宅金融支援機構｜金利のタイプとは？

2種類の返済方法

ローンの返済方法には、元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

【元利均等返済】

毎月の返済額が一定の返済方法のこと。
〈メリット〉
返済額が変わらないので、返済計画が立てやすい
〈デメリット〉
借入期間が同じ場合、元金均等返済よりも総支払額が多くなる

【元金均等返済】

毎月の返済額のうち、元金の金額が一定になる返済方法のこと。
〈メリット〉
返済が進むにつれ、毎月の返済額がどんどん少なくなる
〈デメリット〉
返済開始時の返済額が最も多いため、収入が多くないと借入できない

総支払額で比較すると、同じ期間の場合、元金均等返済の方が少なくなります。しかし、返済開始時の返済額が高くなるため、借入時にある程度の収入が必要です。金融機関によって選べる返済方法が異なります。

宇治市・城陽市・京田辺市周辺でリフォームローンがある金融機関

最後に、宇治市・城陽市・京田辺市周辺でリフォームローンを取り扱う金融機関を3つご紹介します。金融機関ごとの金利や借入金額を見ていきましょう。

京都銀行

京都銀行では、「京銀住宅リフォームローン」があります。申し込みから契約までWEBで完結するのがうれしいポイント。借入金額が100万円以上、エコ金利プランの利用など、一定の条件を満たすと金利が割引されます。

記載の内容は2024年9月30日現在のものです

参考元：京都銀行｜京銀住宅リフォームローン

京都信用金庫

京都信用金庫では、リフォームローンと有担保住宅ローンの2種類があります。京都信用金庫で住宅ローンを利用中の方や給与振込を受けている方は、リフォームローンの金利が1.0％引き下げられるため、総支払額を抑えて契約できるでしょう。

記載の内容は2024年10月9日現在のものです

参考元：京都信用金庫｜リフォームローン

京都中央信用金庫

京都中央信用金庫には、住宅購入からリフォーム目的まで利用できる「NEWラッキースマイル」という無担保住宅プランがあります。エコ関連設備の購入などを含む場合には、エコリフォーム優遇を受けられます。京都中央信用金庫は、元利均等返済と元金均等返済の2種類の返済方法から選択可能です。

記載の内容は2024年9月2日現在のものです

参考元：京都中央信用金庫｜無担保住宅プラン「NEWラッキーすまいる」

リノベーションを検討中の方はグランライフまでご相談ください

リフォームの際に利用できるローンのメリット・デメリットや住宅ローンとの違いなどをご紹介してきました。リフォームの範囲や金額で、どちらのローンが適しているのか検討しましょう。総支払額を左右する金利や返済方法もチェック必須です。

グランライフでは、新築注文住宅だけでなくリノベーションにも力を入れています。リノベーションの場合も、建築家と一緒に家づくりができ、理想の間取りや設備を兼ね備えた住まいを叶えられるでしょう。中古物件を購入し、自分たちらしくリノベーションして住みたいと考えている方は、お気軽にグランライフまでご相談ください。

＞＞宇治市でのより良い住まいづくりを叶える、グランライフのリノベーションについてはこちら

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。